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Vol.1花香るやんばる路

こんにちは!すっきりしない天気がつづいている中、皆様はいかがお過ごしですか?
当NPO法人高嶺副理事長が2ヶ月に1度、定期的に投稿している「iroiro沖縄」内「やんばるスケッチ」の記事を
今月より、定期的に掲載いたします。高嶺副理事長ご自身で書いた趣のある絵と、風情のある文章をお楽しみください✿

沖縄では、冬から春にかけて吹く風が、天候を急変させ大荒れの天気になる事がある。それをニンガチ・ガジマーイ
(2月風廻り「旧暦2月・3月頃」)と呼んでいる。
その風は「春分の日」を迎えて春風となり、やんばるの山々の萌える新緑の成長や、花々の香りを届ける助けをする。
大宜見村では、白い花のシークワーサーが放つ甘い香りが山間に漂い、里山から集落にかけては、道端の花壇に黄色と
真っ赤な「フリージア(別名:浅黄水仙・香雪蘭)」がさわやかな香りを放っていた。
そして民家の庭には、ピンク色のとがったつぼみに、小さな黄色い雄しべを付けた白い花「ハゴロモ(羽衣)ジャスミン
(モクセイ科)」が何とも言えない芳香を漂わせ、はっとさせる見ごたえのあるボリュームで咲いていた。
近くにある喜如嘉の水田は、「コメ作り」から畳の材料の「イ草作り」へと変わり、さらに今は生け花に用いられる青紫色
の花「オクラレルカ(アヤメ科)」の栽培をしている。
のどかな田園風景は時代とともに変化をしてきた。この時期になると「オクラレルカの花畑」は人気の観光スポットとして
大勢の観光客でにぎわっている。
☆高嶺 晃(たかみね あきら)
-やんばる花街道観光協会/副理事長-
☆Iroiro沖縄

https://iroiro-okinawa.com/